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結論登山での失速は長時間の疲労蓄積に伴う生体力学的崩れや出力維持能力(耐久性)の低下により生じ,適切な糖質補給と疲労下でのパワー維持能力向上によって防ぐことができます.
文献[1] 訓練されたトレイルランナー12名の216分間走では,登りでの疲労により脚のバネ剛性が有意に低下し,接地時間の割合を示すデューティファクターが71.3±1.6%から72.7±1.7%へ増加する力学的崩れが確認された(p=0.014).
文献[4] 男子選手15名の4時間運動試験において,毎時100gの糖質摂取は毎時60gに比べ,筋グリコーゲン(筋肉内の糖貯蔵形態)消費量を変えず,全力走の低下率を-9.3±-2.0%から-6.4±-1.7%へと抑制し耐久性を改善した.
文献[3] 25名の選手を対象とした140分疲労プロトコル後試験では,ITT(個人タイムトライアル)の予測因子となる疲労後パワー低下率が低パフォーマンス群(約15-20%)で高群(約6-10%)より有意に大きかった(p=0.008から0.001).
実践4時間以上の山行では1時間ごとに60-100gの糖質を行動食から補給し,週1回は疲労時に傾斜12%以上の登りで接地時間を短く保つ意識の早歩きを20-30分実施して耐久性を養いましょう.

3件の参照論文

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