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2026/9/30 のスポーツ科学・運動生理学 新着論文サマリー(3件)
| [要旨] TITLE 急速な高所登山前の低酸素事前順化戦略による急性高山病予防:システマティックレビューおよびネットワークメタアナリシス |
登山 急速に標高を上げる登山前に,中間標高での滞在や低酸素曝露による事前順化を行うことで,急性高山病の発症や重症化を有意に抑えられる.
設計 健常成人576名を対象とした13件のランダム化比較試験を網羅的に解析したシステマティックレビューおよびネットワークメタアナリシス.
4300m地点での事前滞在(ステージング)は急性高山病の発症率を大幅に低下させ(オッズ比0.02),3500mでの滞在は症状の重症度を有意に軽減した(標準化平均差-1.22).
低酸素事前順化は急速登山後の血中酸素飽和度(SpO2)の維持に寄与し,現地での滞在順化と低酸素室等による間欠的低酸素曝露の双方が予防に有効な傾向を示した.
実践 標高3000m以上の山を目指す際は,本番の数日〜数週間前に標高2500m前後の山小屋に前泊・滞在するなど,事前の高度順化を計画に組み込むこと.
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| [要旨] TITLE 認知機能は主観的エネルギー不足と身体活動低下の関係を緩和する:欧州地域間での差異 |
登山 「疲れて気力が出ない」と感じる時でも,認知機能の維持が活動低下を防ぐ鍵となり,特に中高年登山者の行動継続や安全確保に役立ちます.
設計 欧州20カ国の50歳以上の成人50,607名を対象に,主観的エネルギー利用可能性,認知機能,中高強度身体活動(MVPA)の関連を地域別に横断分析した研究.
主観的なエネルギー不足はMVPAの低下と一貫して関連していた一方,高い認知機能は活動量の多さと有意に関連していた.
高い認知機能はエネルギー不足による身体活動量低下の悪影響を全地域で緩和した(緩和効果は北欧で最も強く,東欧で最も弱かった).
実践 登山中にだるさや気力低下を感じた際は,地図読みや現在地確認,ペース配分など意識的に頭を使う作業を行い,思考を明瞭に保つことで行動停止や失速を防ぎましょう.
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| [要旨] TITLE シーズン中の分割セット・レジスタンストレーニングは最大垂直パワーを増加させるが競技パフォーマンスは向上させない:ユースハンドボール選手における限界反復トレーニングとの比較 |
登山 筋力トレーニングで限界まで追い込まずセットを分割して動作速度を保っても,筋力向上や筋肥大の効果は損なわれません.
設計 トレーニング経験のある選手30名を対象に,下半身の限界反復群と回数を分割した群で7週間の介入を実施した.
両群ともに1RMスクワットが15%向上し,スクワットジャンプ高も6%向上したほか,大腿四頭筋の筋肥大効果にも有意差はなかった.
セット分割群は動作速度を有意に高く維持でき,最大垂直パワーを有意に向上させた.
実践 スクワット等の下半身トレーニングを行う際は,限界まで追い込まず「1セットの回数を半分にしてセット数を倍にする」工夫を取り入れ,疲労を抑えつつ動作の質と筋力を維持しましょう.
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