← 戻る

2026/9/22 のスポーツ科学・運動生理学 新着論文サマリー(1件)

[全文] TITLE 五苓散の自己投与後に寛解した高所頭痛の1症例報告

登山 急な高所移動で生じた高所頭痛に対して,脳の水分動態を整える作用が示唆される五苓散が症状緩和の選択肢となる可能性が示されました.

設計 標高150 mから3,400 mへ急速移動した後に高所頭痛を発症した日本人男性1名を対象に,五苓散2.5 gを経口服用させて症状の経過を追跡した症例報告です.

服用前はNRS(痛みスケール)4/10であった頭痛が,五苓散服用後30分で改善し始め,60分以内に1/10へと軽減,2時間以内に完全消失しました.

有害事象は認められず,滞在期間(計10日間)中に頭痛の再発はなく,発症翌日には支障なくハイキングを実施できました.

五苓散はアクアポリン4(AQP4)を介して脳内水分調節に関与する機序が推測されますが,単一症例であるため自然軽快や初期順化の影響を排除できず,因果関係の確定には今後の検証が必要です.

実践 高所登山で頭痛薬がない場合や低気圧・気圧変化に伴う頭痛の既往がある場合は,高所頭痛対策の補助的な選択肢として事前に医師や薬剤師へ五苓散の携行・服用について相談してみましょう.

Powered by PubMed x Gemini | BELAY | 1/30


Powered by PubMed x Gemini | 自動配信