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2026/10/27 のスポーツ科学・運動生理学 新着論文サマリー(3件)

[要旨] TITLE 温湿度環境下における高ナトリウム・糖質フリー多種電解質サプリメントが15 kmトレッドミルタイムトライアル記録に及ぼす影響:無作為化単盲検プラセボ対照クロスオーバー試験

登山 高温多湿下の登山では,電解質を十分に補給しても後半のペース配分や深部体温の上昇に注意が必要です.

設計 鍛えられた男性ランナー10名を対象に,室温26.7 ℃・湿度60%下で高ナトリウム電解質サプリメントまたはプラセボを運動前および運動中15分ごとに摂取させ15 km走を比較した単盲検クロスオーバー試験.

高ナトリウム摂取群は序盤(0〜5 km)を有意に速く通過し,全体の走破時間は約1.42分(約2.0%)短縮したが,最終タイムの有意差には至らなかった(p = 0.176).

水分状態や自覚的運動強度に有意差はなかったものの,高ナトリウム群では走行終了時および直後の推定深部体温が高値を示した.

実践 夏山など蒸し暑い環境での行動時は,塩分を意識して補給する場合でも過信せず,序盤にハイペースになりすぎないよう自制しましょう.

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[要旨] TITLE 主要大会における睡眠と自律神経の回復が世界トップクラス競泳選手のパフォーマンスに及ぼす影響

登山 極度の緊張が伴う大一番の山行前夜に多少睡眠の質が落ちても,短期的な乱れが直ちに運動能力の低下に直結するとは限らないため,眠れないことに過度な不安を抱く必要はない.

設計 オリンピック競泳選手8名を対象に,世界選手権・選考会・パリ五輪の大会前中後における睡眠と自律神経指標(スマートリング計測)を追跡した前向き縦断観察研究.

五輪本番中のみ睡眠効率が基準値(85%)を下回り,睡眠スコアの低下や安静時心拍数の上昇といった自律神経への影響が確認された.

睡眠指標や自律神経指標の一時的な変動と,個人のレースパフォーマンスとの間に統計的に有意な関連は見られなかった.

実践 登頂前夜や山小屋で緊張から十分に眠れなくても,「一晩寝不足でも身体は動く」と割り切り,リラックスして横になることに集中する.

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[要旨] TITLE 訓練を受けたサイクリストにおける握力,疲労状態,およびサイクリングパフォーマンスの探索的関連性

登山 日々の握力の変動は急性疲労や当日のコンディションを正確に反映しないため,山行前後の疲労モニタリング指標として握力測定に依存すべきではない.

設計 訓練を受けた男性サイクリスト22名を対象に,休息後,低強度,高強度,長時間の運動後という異なる4条件下で握力や心拍変動,主観的疲労度,パフォーマンスを測定した反復測定研究.

肘関節90度での握力は条件間で有意差が認められ(p = 0.030),高い握力は30秒間の短時間高出力パフォーマンスと相関した.

日々の握力の変動は,パフォーマンス変化,最大血中乳酸濃度,心拍変動(HRV),乳酸クリアランスなどの急性疲労指標とは関連していなかった.

実践 山行前後のコンディション評価には,握力などの簡易な末梢筋力テストではなく,自覚的な疲労感(主観的指標)や安静時心拍数などの指標を活用する.

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