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2026/10/23 のスポーツ科学・運動生理学 新着論文サマリー(1件)

[要旨] TITLE 高所滞在による呼吸の中枢・末梢化学反射相互作用の可塑性

登山 高所に数日間滞在して順応を進めることで,呼吸中枢と末梢受容器の連携が強化され,低酸素に対する換気応答がより鋭敏に再構築されます.

設計 覚醒時の成人17名を対象に,低地および標高3500mでの7〜10日間の高所順応滞在の前後で呼吸再呼吸試験を行い,末梢・中枢化学受容体相互作用の変化を検証した.

低地では相互作用が低加算的(5名)または加算的(12名)であったが,高所順応後は低加算の5名全員が加算的に,加算的だった4名がより反応の強い超加算的へと移行した.

高所低酸素ストレスにより,中枢と末梢の換気調節の統合様式が強化方向へ変化する呼吸の可塑性がヒトで初めて実証された(ただし覚醒時の変化は睡眠時無呼吸の重症度とは関連しなかった).

実践 高所登山の初期は呼吸反応が十分に立ち上がらない個人差があるため,標高3000m超での滞在初期(1週間程度)は無理にペースを上げず,呼吸反射の順応を待つ行程を組みましょう.

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